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(2)設計
Bergsoysund橋とNordhordland橋の設計条件は表-2.1.2に示すとおりである。

 

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(3)橋梁と橋台との接合
橋梁と橋台とはBergsoysund橋ではフレキシブルロッド、Nordhordland橋ではフレキシブルビームにより接合されている。当初の設計では端部の接合についてはヒンジ構造について検討した。しかしながら、ヒンジ構造では、潮位差によるポンツーンの上下変位を橋梁両端部の固定端において吸収することが容易でなかったので、フレキシブルロッド方式を採用した。フレキシブルロッドは浮体橋梁の軸方向の伸縮による軸力に耐えうるように設計されている。フレキシブルロッドは溶接による欠陥を避けるため、一体として鍛造された。ロッドの端部はフランジ状にして、それぞれ橋台と上部工にボルトで接合した。
橋梁両端の上下方向および水平方向は積層ゴムによって支持されている。Bergsoysund橋の場合、積層ゴムの許容変位は、上端では水平方向に±3cm、上下方向に±2cm、下端では水平方向に±1cmである。上下方向の積層ゴムの許容耐力は1,000tfである。

 

 

 

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